これは、まだ高校生の頃に作ったものです。大型テープレコーダーから取った同期モータで円板を回します。一枚の二ポー円板で、撮影と受像を行います。初期の機械式テレビの実験ではよく使われた手法です。なんか、鉄道で見かける信号のようです。
これは正面から見た写真です。
レンズは虫眼鏡のもの、焦点合わせは茶筒を使ってレンズを前後させます。走査線数は32本でした。二ポー円板は塩ビの板(厚さ1mm)から切り出したものです。
これはベアードのテレバイザーに似せて作ったものです。
これも高校の時に作りました。
ベアードのテレバイザーは市販された機械式テレビで、有名なものです。日本では放送博物館に展示されています。
内部の写真です。今見ると、相当汚いです。
二ポー円板は厚さ0.5mmのアルミ板ですからふにゃふにゃです。
モータは車用扇風機(最近見なくなりましたが、ダンプの運転席に昔は付いていました)のモータです。ラジコン用でもいいのですが、極数が少ないと回転ムラが出る(1回転中で角速度に違いが出来る)ので、このようなモータを使った次第です。さらに、スキューがあるモータがいいのですが・・・。当時はそんなこと分かりませんでした。なお、このテレビの内部は完全に作り変えました。
これは大掛かりな機械式テレビカメラです。
円板は直径40cmあります。走査線は32本です。トップページの右上のフィリックス君はこのカメラで撮影しました。
駆動は400W(くらい)の同期モータです。
回転数は1800rpmで円板も大きいので、正直、怖いくらいです。
このモータはおそらく、戦前または戦後すぐのものではないかとおもいます。
これまでに作った機械式テレビ