冷蔵庫の修理(2010.8)

■型式
三洋 1996年購入の冷凍冷蔵庫
(すでに14年経過・・・)

■症状(7月の中旬、梅雨の終わりくらい・・・の事です)
冷蔵室が冷えない(牛乳も生ぬるい・・・・でも冷えてない訳でもない)状況が3日くらい
続いていた。
冷凍室は氷が解け始めており、アイスノン(冷却剤みたいな青いやつ)も半分くらい
溶けていた(でも、全く冷えていないわけじゃない)。
また、冷凍室は扉を開けると”ゴー”と言っていたのが言わない。

冷蔵庫の裏側にあるコンプレッサー(黒く塗ってある丸いボールのような部品)はかなり熱く
なっていた。

すでに古いものなので、寿命か、と思って購入しに電気屋に行くと、納品まで4日くらいかかる
とのこと。また、冷蔵庫には直冷式(比較的安い)と間冷式(ファンがある、比較的高額)がある
ことがわかった。4万円くらいするし、買わないで修理を試みることにした

■分解

内部は右写真のような感じ。
今までは、冷凍庫を開けると、「ゴォー!」って
言っていたのに何も言わない。ただし、奥の壁に手を
当ててみると、冷えてはいる感じだ。

そこで、冷やした冷気を循環させるファンに
何らかのトラブルが発生したと考えて、一番奥の
板を取り外した。










おお、ファンがあった。
手で回すと、ゆっくり回り始めた。
どうやら、ファンモータの軸受けの回転が悪く
なっているようですね。













取り外した板のようす。
ネジで取り付けられているわけでもなく、単に
はめ込んであるだけだった。















このようなファンがありました。隈取モーターのファンです。
軸受けに”KURE556"をひと吹きすると、勢いよく
ファンが回り始めました。











これはファンモータをはずした内部。
蒸発器が見える。ファンが回らなくなって
蒸発器の温度が下がりすぎて、蒸発器でフロンが蒸発(気化)
しなくなって、コンプレッサーに負荷が掛かって止まっていた
のかな、と思います。








こんな14年も前の冷蔵庫を使うなんて、消費電力も多いし、エコの時代に逆行していると
思われるかもしれませんが、4万〜5万円も出して、さらに古い冷蔵庫を処分して(処分費が
4千円くらい必要)と大変です。
昨年、11月に消費電力を測ったら、1.88kWh/日でした。
(ちなみにこれは2.2円/hrに相当)
8月に測定すると、3円/hrでした(暑いから、電気が余分に必要)ので、まあ年平均で2.5円/hr
くらいかと。
一日60円くらい、年で2万円くらい、電気を食っているようです。

まあ、当分使うことにしました。
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