切削範囲:縦700mm×横600mm×高さ30mm
もっぱら木材などの切削を行う(ベニア板の切り出しなど)
プロクソンマイクロCNC改造に気をよくしたので、もっと大きなのを作りたいと考えた。
そこで、いろいろ考えた挙句、L型アングルと滑車(ホームセンターで頑丈そうなのを購入)の組み合わせでも木工用と割り切ればできるのではと作ってみた。
建造中の様子。
見ての通り、雑然としている。
形状は門形クレーンというか、UFOキャッチャー式というのが最も言い当てている。
サイズは基本的にホームセンターで売っている鉄アングルをそのまま切らずに使う(910mm)ことで決まってしまった。
滑車はホームセンターで安くてガッチリしたのを購入した。滑車代でも痛かった。
ひとつ240円で24個使っている。
私のために品切れしたほどである(ヒット商品?)
ちなみに名称は”ヨコヅナ”であった。
今思うと、少し位高くついても、ベアリング入りにすればよかった
送り装置はステンレスの寸切りとL字金具に切ったネジである。
当然、送りのステンレスネジは売り場の中から最も真っ直ぐなのを選りすぐってきた。
装置自体はすごくシンプル。
前にプロクソンマイクロフライスCNC化の時、ステッピングモータコントローラを作ったが、今回も同じのを作った。
動作試験を行ったが、特に問題ないようで・・・。
ちなみに、送り装置のチェーンも見える。
チェーン駆動は見ていて楽しいが、万が一外れると、送りねじが片側だけ駆動されて、送り装置が斜めになって壊れるかも。まあ、このステッピングモータにそんな力は無いでしょうけど。
これは本装置のウイークポイントになりそうな予感。(実際、時々、外れそうになるが、大丈夫)。
当初は、ラジコンのモータにチャックをつけて、エンドミル(らしきもの)を装着していたが、切削している間にスピンドルモータが力負けして止まってしまった(T_T)。
ただ、剛性が無いのが幸いして、エンドミルが折れることは無かったのだが(おいおい)、ちょっと、スピンドルモータを変えたほうがいいと結論した。
切屑を吸い取る装置も必要である。
左右2本の送りねじを同期して回すために、チェーンを使っている。
チェーンといっても、ホームセンターで切り売りしているもの。
本当はタイミングベルトが良かったのだが、ちょうど良いのが無かった。結構お金がかかるので、困っていた事もあり、チェーンにした。
これは、チェーン駆動のためのスプロケット。
アルミ製である。プロクソンのマイクロフライスで切削。耐久性は今は考えない。
これはZ軸(上下方向)の部品(アセンブリー)。
これも鉄アングル製である。軽くしたかったのだが、
こうなってしまった。スライドは、机の引き出しなどに
使う、2本入り600円位で売っているスライドレールを使った。安いけど、ドイツ製。
スピンドルモータが回転している様子。
モータは20年くらい前の京商のラジコン用モータ。
スピンドルモータをルーターに変更。
ラジコンのモータに比べてずいぶん重くなって
しまった。ただし、24000rpmと高回転で申し分ないかも。現在の問題は、ワークの固定と切りくずの処理である。
大型CNC装置